2014年05月30日

LUMIX DMC-GH4の思想

デジカメwatchにパナソニック LUMIX DMC-GH4を開発された方々のインタビューが載っています。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/20140530_649605.html

この前のDMC-GH3が発売されたときに「これ、いい!」と思ったんですね。
ミラーレスなのに小さくなくてつかいやすい。
ミラーレスが小さくて軽いのが普通な時に、この大きさはありえない。
プロ向けにこういうのを出してくるなんて、思想やコンセプトがしっかりしていると感心したのです。

そしてバージョンアップしてGH4。
このインタビューを読んで、そうそう!と思ってしまいました。

以下、抜粋
「このデザインを検討した際に、まずグリップがどうあるべきかを考えました。ファインダーを覗くことを前提にグリップの形状・配置を考え、手のサイズも考慮しますと、ホールドしやすいグリップの大きさ、形はだいたい決まってきます。

――なるほど、コンパクトさよりも道具としての使いやすさを優先しているということですね。」

この思想はX-T1を使っていてすごく感じたことです。
http://itohkei.sblo.jp/article/93744762.html
プロ機とはかくあるべきだと思います。


もう一つ
将来きっと写真はこうなるだろうなと思っていたことが、どうやら現実になりそうです。

以下抜粋
「4K動画をそのまま静止画で切り出しますと、一般的な用途としては十分な約800万画素の静止画になります」

写真を撮るとき、パシャパシャと何枚もシャッターを切るよりも動画で撮って、その中からいい部分をキャプチャーしたほうがいいだろうなとずっと思っていました。

例えば雑誌や新聞で必ずあるインタビュー写真。
1カット使うのに最低でもフィルム1本、36枚くらいは撮るわけです。
まばたきの多い人などは100枚以上撮ることもあります。
それでいてしっかり目が開いていて表情がいいカットは数枚しか無いとか、今の表情よかったのに撮れなかったいうこともよくある話。

それだったら動画でずっと撮っておいて、いい表情の部分を切り取ればいいと考えていました。しかしそれだと画素数が足りないので、印刷原稿には使えないんです。
ハイビジョンで撮ったのをトリミング無しで使ったとしても、最大139ミリ×78ミリまでしかできないんです。

※ハイビジョンの解像度は1920×1080ピクセル、192dpiです。
印刷原稿の解像度は350dpiなので、拡大や縮小をしないで解像度だけを350dpiに変更すると139ミリ×78ミリになります。

これが4K動画を切り出しで、800万画素だと十分に使えるんですね。
新しい時代がやってくるようです。



posted by 伊藤圭 at 00:00| X-T1のおはなし

2014年05月15日

青森煮干し中華そばのカップラーメン

とあるコンビニでこんなのを見つけました。

ニュータッチ社の『青森 煮干し中華そば』
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横にもねぶたが書いてあります。
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予想もしていない状況での出会いにびっくり。
一期一会だ!
このまま素通りするわけにはいかないので購入しました。
どんな味がするのかな、楽しみだな。

津軽のラーメン事情についてよく知らない方へ

津軽のラーメンは歴史が深く、大正時代までさかのぼります。
五所川原市で中国人が「支那蕎麦」の屋台を出したのが始まりです。

もともと青森県は煮干し、焼干し文化なのです。
津軽の蕎麦屋では煮干しや焼干しのダシでそばが作られていました。
その蕎麦屋で支那蕎麦が取り入れられ、煮干しや焼干しのダシに中華めんという形で広がっていったのです。

東京ラーメンといえば煮干し。
その発祥の店、荻窪の春木屋さんが開店したのが昭和24年なので、それよりもかなり前から津軽では煮干しラーメンを食べていたんですね。

ちなみに津軽で「ソバ」っていうとほとんどが中華そばの事を指します。
蕎麦はわざわざ「日本ソバ」と言ったりします。
津軽衆はラーメンが好きなんです。

以前こんな記事を書いています。
http://itohkei.sblo.jp/article/41851355.html
http://itohkei.sblo.jp/article/41863161.html
http://itohkei.sblo.jp/article/41866931.html

というわけで食べてみました。
具はチャーシュー、ノリ、メンマ、ねぎ。
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昔ながらの「あっさりした中華そば」をイメージしていたんですが、違いました。
最近のダシの効いた「煮干しラーメン」ですね。
麺は凄麺と書いてあるくらいでコシがあります。
チャーシューは味が染みています。

個人的にはもっと煮干しが効いているのが好きなのですがしょうがないですね。
何かの味だけがすごく主張するわけではなく、全体にまとまりのある味付けになっています。

具やスープはヤマダイ株式会社製です。
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下請け?って思ったらニュータッチは会社名じゃなくて、ブランド名なんですね。
http://www.newtouch.co.jp/index.html
posted by 伊藤圭 at 00:00| 青森のおはなし

2014年05月13日

美味しんぼ問題で考えた

美味しんぼが騒がれていますね。

「福島の真実」と銘打ったシリーズで、主人公の山岡士郎が福島取材を終えた後鼻血がでたという描写が問題だということです。

いろんなところで、いろんな人が、いろんな意見を言っています。
実際はどうなのかとか、医学的にはどうなのかとか、僕にはわかりません。

この騒動で僕が気になったことがあります。
それはYAHOOニュースです。

今日の22:30現在、YAHOOニュースのページは以下。
キャプチャーして、広告は削除しています。

oi.png

一番上はテレビ朝日の動画ニュースです。
その下の『◆専門家などの声』の2件、『◆福島の被災者も疑問に』の2件がすべて産経新聞の記事です。

産経新聞は原発を推進する立場です。
したがってこの美味しんぼの内容には批判的な立場です。

ページの上部は記事が読まれやすく、そこに批判的な産経新聞の記事を「意図的」に配置しているんですね。

僕が気になったのはこれで、報道の中立性です。
はたしてYAHOOニュースは報道機関なのか?
報道機関でないならば好きな記事だけを集めて載せてもいいわけで、ヤフー株式会社に都合の悪いことは載せないということもありえますね。
しかし、YAHOOニュースはアクセス数がとにかく多いわけですから、りっぱな報道機関だと思うのです。

であるならば、こういうデリケートなことに関しては特に中立であるべきだと思うのです。

ちなみに僕は美味しんぼに賛成で産経新聞に反対という理由で書いている訳ではなく、YAHOOニュースは社会に与える影響が大きいと思うので、中立であるべきだと思っているのです。
posted by 伊藤圭 at 23:33| いろいろ思うこと

2014年05月08日

美景・絶景 日本列島再発見 東北編

テレビ欄を見ていたら気になる番組がありました。
「美景・絶景 日本列島再発見」という番組です。
日本列島を北から南まで5つの異なる自然環境に分け、その姿を極上の映像で伝える番組、だそうです。
「北海道編」「東北編」「関東・中部編」「近畿・中国・四国編」「九州・沖縄編」の5つ。

関東では今日の深夜に「北海道編」が放送されます。
明日の深夜は「九州沖縄編」
ん?南に飛んだぞ。
「東北編」はいつやるのかな?
あれっ?この2回だけだ。

ちょっと調べてみたら、この番組はけっこう昔からやっているみたいで、深夜の空き時間に放送しているようです。
夜中にテレビをつけるとよく自然の映像が流れていますね。

なんと過去に放送された日を見てみたら「東北編」だけが放送されていない!

なぜ?
どうやら震災後「東北編」だけが放送されていないようなんです。
どこかのサイトでそう書いてあっただけで確証はありませんが。
どこか震災で被害にあった場所が映っているのかもしれませんが、見ていないから分かりません。

あからさまに「東北編」だけが除外されているというのは、東北の人間として不快ですね。

もし被災されたところが映像で残っているのならば、そこがどんないいところだったのか僕は見てみたい。
記憶は次第に失われていくものなので、その地がどんなところだったのかを忘れないためにも放送して頂きたいです。
posted by 伊藤圭 at 00:00| 青森のおはなし

2014年05月07日

X-T1レビュー〜セルフタイマー〜

僕はX-T1のセルフタイマーを多用します。
三脚にセットして撮るからです。

レリーズは使わないのかと聞かれそうですが、X-T1のレリーズは横の端子カバーを開けて差し込むようになっています。
そうするとせっかくの防塵防滴が効かなくなってしまうんですね。
雨の日や雪の日にレリーズが使えないのは非常に困りますね。

僕は数メートル先が見えないような、津軽の地吹雪の中で写真を撮ります。
カメラは雪で覆われてしまうので防塵防滴が無いと厳しいです。

風景写真に最適と思われるX-T1ですが、レリーズが使えないので胸を張ってオススメできないのが残念です。
レリーズを軽く考えているのではないでしょうか。

そんな訳でX-T1のレリーズを買っていないのです。
雨や雪じゃなくてもどうも使う気がしない。

じゃあどうするかというとセルフタイマーを使っています。
ただ残念なことに、電源を切ったりスリープ状態から起き上がるとセルフタイマーが解除されてしまいます。
そのことをうっかり忘れてそのままシャッターを切ってしまうことが多いんです。

解除してくれなくてもいいんですけどね。

セルフタイマーは一般ユーザーが記念写真を撮るためのものとしか考えていないことが分かります。
プロ機なんだから余計なことはしなくていいんです。

改善を望みます。
posted by 伊藤圭 at 00:00| X-T1のおはなし