2014年06月26日

ちょーわかりやすいホワイトバランス4

『色温度』の話、その2です。

前回書いた『色温度』の事は、知らなくても大丈夫。
それで写真が上手くなるかといえば、ならないからです。
今回のは知っておくといいかも。

光には色んな光があります。
自然な光は太陽光と月光と火ですね。
他に雷やホタル、ホタルイカ、光るキノコなどもありますが光源にはなりませんね。
人口の光は電球や蛍光灯、LEDやナトリウム灯などがあります。

それぞれの光には、それぞれの色があります。
太陽光は日が昇る前、朝焼け、すがすがしい朝の光、日中のまぶしい光、夕方になって西日、夕焼け、日の入り後の青っぽい色と時間によって色が変わります。

月光は満ち欠けや時間によって明るさは変わりますが、色は太陽光ほど変化しませんね。
火の色はだいたい一定ですね。
人口光はそれぞれの明かりによって色が違います。

色が違うということは、色温度が違うということです。
赤やオレンジなどの暖色系の色は色温度が低く、青い寒色系は色温度が高いのです。
その間は白い光です。

ろうそくや電球などの赤やオレンジの光は2000K〜4000Kくらい。
日中の太陽光などの白い光は5000K〜7000Kくらい。
日蔭やよく晴れた日の青空の青い光は8000K以上。

光の色は無数にありますが、すべて色温度が違います。
例えば電球はワット数やメーカーによっても違いますね。
電球を変えたらオレンジっぽくなったなんて経験ありませんか?
それは電球の色温度が違うのです。

色温度.png


posted by 伊藤圭 at 00:00| ホワイトバランスのおはなし

2014年06月25日

ちょーわかりやすいホワイトバランス3

『色温度』の話です。

写真は光が無いと写りません。
ひとつひとつのセンサーが光を受けて、光の情報を集めて画像にしているのです。

ひと言で『光』と言っても『光』には色んな色ががあります。

例えば
ろうそくの光や裸電球、日の出、日の入りなんかはオレンジ色ですね。
カメラのフラッシュを使って人を撮ると真っ白に写ってしまうことがありますね。
日蔭や日が沈んだあとは青っぽい感じになりますよね。
蛍光灯で写真を撮ると緑色になってしまったことありませんか。

これらはすべて『色温度』が関わっているのです。

『色温度』とは完全黒体を熱して、それぞれの色が発生する時の温度のことです

完全に黒い物に熱を加えてどんどん熱くしていくと、光が発生するんですね。
完全に黒い物ってなんだ?って聞かれても、金属なのか、燃えるものなのかなどなど、僕はさっぱりわかりません。そういう物があるんだってことだけ理解しています。

その光の色が赤い光だったり、青かったり、白かったりするんです。
温度が低い方から、赤〜白〜青と変化していきます。

それぞれの色が発生する時の温度のことを『色温度』と言っているのです。
単位はK、ケルビンです。
ケルビンは本当は温度の単位なんですね。熱いんです。

写真で『色温度』という場合は、実際の温度ではなく、発生した色のことを指します。
熱くないです。
大体、赤い光が2000ケルビンくらい、白い光が6000ケルビンくらい、青い光が8000ケルビンくらいという感じです。

こういう理屈は分からなくても大丈夫です。
分からなくても写真は撮れます!
理屈が分からなければ前に進めないという方もいらっしゃいますので、そういう方はウィキペディアを見て下さい。

ウィキペディアの色温度
posted by 伊藤圭 at 00:00| ホワイトバランスのおはなし

2014年06月20日

ちょーわかりやすいホワイトバランス2

前回、ホワイトバランスとは「白い物を白く写すこと」と書きました。
「白い物を白く写す」って言われてもよくわからないと思うので、具体例をあげたいと思います。

東京では花菖蒲が見ごろを迎えています。
ということで白い花菖蒲を例にします。

これは普通ですね。白い花が白く写っています。
140620_290.jpg

140620_291.jpg

140620_292.jpg

ちょっとホワイトバランスを変えてみました。
本当は白い花なのに青く写っています。
青いと冷たい感じがしますね。
140620_290_1.jpg

140620_291_1.jpg

140620_292_1.jpg

またホワイトバランスを変えてみました。
今度は黄色っぽく写っています。
まるで夕方のような感じです。
140620_290_2.jpg

140620_291_2.jpg

140620_292_2.jpg

一番上の写真のように、白い物を白く写るように調節するのがホワイトバランスの基本です。

また、色によって大分印象が変わってきますよね。
ホワイトバランスを変えることで、花菖蒲が冷たい印象や、夕方の印象にもなったりします。
自分がどう見せたいか、どう表現したいかで、本当は白いものを青くしたり、黄色くしたりすることもできます。

ホワイトバランスは写真全体の色を調節できるのです。
posted by 伊藤圭 at 00:00| ホワイトバランスのおはなし

2014年06月18日

ちょーわかりやすいホワイトバランス1

ホワイトバランスについてしばらく書いていこうと思います。

ホワイトバランスについてよく分かっている人以外は、みんなオートで撮っているんじゃないかと思います。
永年カメラを趣味にしている人でもホワイトバランスのことはよくわからないという話も聞きます。
いったいホワイトバランスって何なのでしょうか?
何がわかりにくいのでしょうか?

ホワイトバランスというのはデジカメになってから出てきたことなので、フィルム時代から写真を趣味にしていた方にはよくわからないところがあると思います。

フィルムでもポジフィルムには「デーライト」と「タングステン」があったので、同じようなことなんですけどね。
デジカメは細かく調整できるようになったので、わかりづらくなってしまったんです。

簡単に言うとホワイトバランスとは「白い物を白く写す」ことです。

白い物は紙だったり、服だったり、壁だったりとなんでもいいです。
それをパシャっと撮ったときに、赤とか青とか緑に写っていたら変ですよね。
この色を調整するのがホワイトバランスです。

オートだとカメラが勝手に白くなるように判断してくれます。最近のカメラは優秀なので自分であれこれやるよりは、オートで撮った方がキレイだったりしますね。
しかし表現によって、クールな感じや、暖かい感じにしたいときなど自分で調整すれば、もっといい写真になることも多いです。

ホワイトバランスを調整する上で理解しないといけないのが「色温度(いろおんど)」です。
色温度とホワイトバランスの関係について書いていきます。
posted by 伊藤圭 at 00:00| ホワイトバランスのおはなし

2014年06月17日

頭の切り替えが難しい

しばらくブログをご無沙汰してました。

5月に作品作りをしていたのですが、どっぷりとそれにかかっていて、頭がいっぱいになってました。そうするとなかなか他のことはできませんね。

僕は頭の切り替えをするのにかなりエネルギーを使います。
いったん、何かにとりかかっちゃうと他の事は何もできなくなってしまうのです。
マルチに活躍している人を見るとうらやましいです。

たとえば、画像処理などをしているときに話しかけられても、まともに話をすることができないんですね。何を話すかまったくでてこないんです。
そんなときはうなずくくらいしかできないですね。

頭の切り替えが早い人は脳が違うんですかね。
シナプスの数が多いのかな。

まあそれで何が言いたいかというと、ようやく記事を書く気になってきたということなんです。

ずっとX-T1の事ばかり書いてきたので、興味の無い方には本当にどうでもいい内容だったろうなと思っています。
これからまた写真の撮り方を書いていきたいと思っています。

これだけデジカメが普及しても、かなりの方々がよくわからないであろうホワイトバランスについてしばらく書いていきます。
posted by 伊藤圭 at 00:00| お知らせ