2014年07月04日

ホワイトバランスのちょっとしたコツ2

前回、ホワイトバランスを電球に合わせたのと、太陽光に合わせて撮ったものの比較を見てもらいました。それを詳しく説明します。

ろうそくのあかりです。
左の写真はホワイトバランスを太陽光で、右の写真は電球で撮りました。
140704_02.jpg 140704_01.jpg
ろうそく自体は光源なのでちょっと無視して、ろうそくのまわりのガラスを見て下さい。

左の写真はガラスが赤く写っています。
右の写真はガラスが白く写っています。

ガラスはろうそくで照らされているので赤っぽく見えるのですが、実際の色は白っぽい透明です。その場の雰囲気に近いのは左。ガラスが実物に近いのは右。

この状況を色温度で考えてみます。
この時のガラスの色温度は2000K〜3000Kくらいです。

色温度はガラスそのものの色のことではなく、ガラスを照らしている照明の色のことです。
照明によって色が変わって見えるということですね。
「この時」の照明はろうそく。
ろうそくのオレンジの光に照らされているので、ガラスもオレンジに見えるんですね。

ホワイトバランスを「太陽光(5200K)」「電球(3000K)」の2パターンで考えてみます。

ホワイトバランスを太陽光に合わせた時は、基準が5200Kになります。
これは5200Kの照明に照らされた白い物は白く写るということです。

5200K以下の照明(電球やろうそくなど)に照らされた物は赤くなって写ります。
5200K以上の照明(曇りの日や日蔭など)に照らされた物は青くなって写ります。

図で表すとこんな感じです。
色温度4.png


ホワイトバランスを電球に合わせた時は、基準が3000Kになります。
太陽光は基準が5200Kでしたが、電球は基準が3000Kになるので、3000Kの照明に照らされた白い物が白く写るということです。

3000K以下の照明(ろうそくなど)に照らされた物は赤くなって写ります。
3000K以上の照明(太陽光など)に照らされた物は青くなって写ります。

図で表すとこんな感じです。
色温度5.png


ちなみにこの写真を日蔭(8000K)に合わせるとこんな感じです。
140704_03.png

色温度6.png

ホワイトバランスを日蔭に合わせた時は、基準が8000Kになります。
これは8000Kの照明に照らされた白い物は白く写るということです。

8000K以下の照明(太陽光など)に照らされた物は赤くなって写ります。
8000K以上の照明(晴天の空など)に照らされた物は青くなって写ります。


まとめ
色温度(赤〜白〜青)というものはというのは、絶対的なもので、常に同じ、変わりません。
変わるのカメラの設定です。
基準をどこに置くかで画面全体の色が変わってくるのです。
基準を置く色温度が白く、基準より高い色温度が青く、基準より低い色温度が赤くなります。
posted by 伊藤圭 at 00:00| ホワイトバランスのおはなし

2014年07月03日

ホワイトバランスのちょっとしたコツ

ちょっとしたコツです。

光源にホワイトバランスを合わせて撮ればいいと書きました。
実際にそれで撮った方、キレイに撮れましたか?

記録として撮った方はキレイに撮れたと思います。
作品として撮った方は「あれっ?なんか物足りない」と思われたことありませんか?

以前、ホワイトバランスは『白い物を白く写す』と書きました。
例えば、電球のオレンジの光で、白い服を撮るとします。
白い服を着て屋台に行ったと思ってください。

すると白い服は電球のオレンジ色に照らされて、「オレンジ色の服に見えます」。
この時、ホワイトバランスを電球にセットして撮ると、「白い服に写ります」。

服を白く撮りたいのならば問題ありません。
記録として撮るならば見やすいように白い方がいいですよね。

ですが、電球の元で白い服を着た人を雰囲気を出して撮りたい、という時はオレンジ色に写った方がいいですよね。

別にサンプルを載せてみます。
弘前城の桜祭りです。

ホワイトバランスを太陽光で撮ったのがこれ
140703_01.jpg

ホワイトバランスを電球で撮ったのがこれ
140703_02.jpg

ホワイトバランスを電球に合わせると、桜が桜の色で写っていますね。
桜祭りの明かりは電球なので、電球に合わせることで色が正しく写るんです。

この場の雰囲気がよくわかるのは上の写真だと思うんです。
この辺が写真の難しいところであり、また、楽しいところでもあります。
好みもありますしね。
posted by 伊藤圭 at 00:00| ホワイトバランスのおはなし

2014年07月02日

なんだこれ?

他の写真を撮っている時に偶然撮れた写真なんですけどなんか気になったので載せてみます

140701.jpg
posted by 伊藤圭 at 00:00| 写真とおはなし

2014年07月01日

ちょーわかりやすいホワイトバランス6

前回は色温度が実際の写真ではどんな感じなのかを見てもらいました。
今回はホワイトバランスと色温度の関係です。

カメラにはホワイトバランスを自分で決められる機能が付いていて、「電球」「蛍光灯」「晴れ」「フラッシュ」「くもり」「日蔭」などを自分で選べるようになっています。
これにはそれぞれ決まった色温度が設定されているんですね。

メーカーごとに色の作りが違うので、ホワイトバランスの設定も微妙に違うのですが、ニコンを参考に書くとこんな感じ。

電球-3000K
晴天-5200K
フラッシュ-5400K
曇天-6000K
晴天日陰-8000K
色温度2.png

蛍光灯にはいろいろ種類があります。
ナトリウム灯混合光-2700K
電球色蛍光灯-3000K
温白色蛍光灯-3700K
白色蛍光灯-4200K
昼白色蛍光灯-5000K
昼光色蛍光灯-6500K
高色温度の水銀灯-7200K
色温度3.png
蛍光灯は赤〜白〜青の色温度だけではなく、緑〜マゼンタの色かぶりの調整も行われています。

まとめ
光には太陽光と、電球や蛍光灯などの人口光があります。
太陽光は時間や場所によって、人口光は光源によって色温度が違います。
カメラのホワイトバランスには、それぞれの光源の色温度があらかじめセットされていますので、撮影する時は「撮っている場所の光源」を選ぶことで、キレイに撮ることができます。
posted by 伊藤圭 at 00:00| ホワイトバランスのおはなし

2014年06月30日

ちょーわかりやすいホワイトバランス5

『色温度』の話、その3です。

前回、光源の色によって色温度が違うと書きました。
色温度.png

それを写真で色温度の低い順に見てみます。
暖色系〜寒色系へと変わっていきます。

ろうそくの明かりです。
140627_01.jpg

西日です。
140627_02.jpg

電車の中の蛍光灯です。
140627_03.jpg

太陽光です。
140627_04.jpg

日没後のグラウンドで青味がかっています。
140627_05.jpg

飛行機から撮りました。
140627_06.jpg
posted by 伊藤圭 at 00:00| ホワイトバランスのおはなし